薬剤師が、ドラッグストアへの転職を考えている場合に知っておきたい基礎知識としては、まず、調剤薬局と比べて「収入が高い」ということが挙げられます。平均的に見ると、調剤薬局に勤める場合より150万円程度高い収入が期待できますし、転職する際の一番のメリットになる言えるでしょう。
そしてOTC医薬品（処方の必要がなく自分で選べる医薬品）の知識を身に付けられることや、多くの商品を扱えること、そして多くの仕事をこなせるようになるといったスキルアップに役立つというメリットもあります。ただしその反面、調剤薬局と比べると、勤務時間が長かったり、残業が多い場合もあるため、あらかじめ考慮しておいた方がよいでしょう。
また仕事内容については、調剤併設の店舗の場合は、レジ打ちや品出し等の雑用は基本的に行う必要はありません。しかし、そうでないドラッグストアの場合は雑用もこなさなければならない場合があります。
今まで未経験の仕事でもやってみたいと考えたのであれば、チャレンジをしたほうがよいでしょう。異業種での仕事の経験は自分のキャリアを積むことにも繋がります。ドラッグストアが好きなので、転職先として考えたいという人もいます。
様々なものを取り扱っているので、商品に関する知識はキチンと整理をしておく必要があります。また新商品もどんどん販売されていくので、どういう特徴があるのか、従来品との違いも分かるようにしておく必要があります。
未経験の場合には、採用されにくいということもあるかもしれません。雇用形態にこだわらないのであれば、まずはアルバイトで就業をしてみるのもよいでしょう。そうすることによって少しずつでも知識を得ることが出来るようになります。
その経験を生かして正社員になれるチャンスも得ることができるかもしれません。